Sax3ch
Jazzという音楽(第一話)
更新日:2020年3月5日
Jazzというワードから、みなさんは何を想像しますか?
暗くて湿り気のあるバー、お洒落な音楽、大人の音楽、よくわからない難しい音楽・・
僕はこう思っています。
激しくて、優しくて、身勝手で不良、そしてかっこいい
なんだかよくわからないですかね・・
音楽家が目指す一つの形として、その音楽家が奏でる音、たった一つの音に独自性を含ませること。つまり、一音聴いただけで、”あっ、これは誰々の音だ”とわかる演奏があります。
その一音を作り上げるために、音楽家は寝食忘れて没頭し、長年の経験を経て、それでも一部の才能(あるいは出会いといったようなもの)に恵まれた音楽家のみが、その一音を表現することができます。
僕は、人生は根本的にとても非効率で矛盾だらけなものと思っています。
というか、そうあるべきだとも思ってます。
Jazzの巨人たちの音には、その人そのものが表現されています。
激しくて、優しくて、身勝手で不良、そんな人間臭さを隠さずにさらけ出しています。
たった一つの音から、人生を感じることができる。
そんな音楽、かっこいいですよね。