Lou Donaldson

ルー・ドナルドソン

・生存年:1926年11月1日 - 

・出身国:米国

・主な楽器:アルト・サックス

・主なジャンル:ジャズ、ブルース

・聴きやすさ:★★★★☆

 

ルー・ドナルドソンは2020年3月12日現在、94歳で現役のジャズ・サックス・プレイヤーです。

マイルス・デイビスやジョン・コルトレーンと同い年で、ジャズが熱かった1950年代から今でもご活躍されている貴重な存在と言えるでしょう。

 

ルー・ドナルドソンと言えば、どちらかというとブルースやソウルといったイメージが強い傾向にありますが、当初はやはりチャーリー・パーカーに大きな影響を受けてハード・バップでテンポの速いアドリブをしていました。

 

黒人のジャズ・ミュージシャンはその多くがそうであるように、彼の演奏にはやはり全体的にブルースのエッセンスが多分に含まれていると思います。

多くのジャズメンがベストパフォーマーとして名を挙げるキャノンボール・アダレイの演奏もブルースやソウルの雰囲気が漂いますし、あのマイルス・デイビスもブルースが根底にあると言っています。

 

ジャズの演奏を学ぶとき、まずはブルースをしっかりやるように言われます。

ブルースはその構造(コード進行やスケール)が比較的シンプルだということも関係していますが、シンプルだからこそ、ブルースを演奏するにはテクニックというより魂(ソウル)が求められ、ブルースやジャズを演奏するには、それが必須だからだと思います。

 

お勧め楽曲の1曲目は、

Autumn Nocturne です。

この楽曲は昨年秋に福岡市のジャズ・バー「Browny」でライブをさせていただいた時に演奏しました。

少し話がそれますが、このブラウニーというお店、一年ほど前に博多を訪れていた際、検索で見つけて一人で行ってみたお店なのですが、それ以来はまってしまいました。

お店の雰囲気やお店の方の対応ももちろんですが、1950年代、1960年代のハードバップを中心に、およそ2000枚のアナログ・レコードがあり、これらを JBL 4343BWX(スピーカー)、McIntosh MC-2105(アンプ)で聴かせてくれるんです!

と言っても、解る人には解りますが、多くの方は解らないかもしれませんね。

 

JBLは1946年にアメリカで誕生したスピーカーメーカーで、その音質から、ジャズを聴く定番とされています。定価は100万円を超えて、高さは1mを超える大きなものです。一応家庭用として製造されたようなのですが、ちゃんとしたオーディオルームが必要になりそうですね。

 

McIntosh(マッキントッシュ)は1949年にアメリカで誕生した音響機器メーカーで、これまたジャズをしっかり聴く人の定番と言われています。

1967年当時で42万円もの高額なアンプで、その当時最もパワーがあるとされたアンプが60Wであったのに対し、105Wもあるんです。

パワーがあれば、当然大きな音が出ますが、このシステムでボリュームを上げると大変なことになります。車と同じですね、パワーがあってもスピードを出しすぎると大変なことになってしまいますが、低速でもそのパワーで安定感や安心感を感じることができます。

 

とにかく、ものすごくいい音がします。息遣いまで聴こえるようで、そこで本人が演奏しているようで・・ 私も随分長い間ジャズを聴いていますが、目から鱗(耳から?)が落ちたようでした。

 

このようなシステムを置いているジャズのお店は全国に存在しますので、ご経験のない方は是非探して訪れてみてください。ジャズを聴いて理解する(好きになる)には、まずライブ!ライブじゃなければいいシステムでいつもよりボリュームをアップして聴くことがとても重要なんです。

 

前置きが長くなりましたが、このお店でこのシステムで聴いたルー・ドナルドソンがとても良かったんです♫

あっ、こうやって吹くんだ!とか、こんな音なんだ!だとか・・

寝ている時以外はほとんどジャズを聴いている私ですが、聴くシステムによってこんなにも違うものなのかと愕然としました。

この Autumn Nocturneはこうして聴いて、吹いてみたい!と思いました。

そしてそのお店でライブを演らせてもらうことになり、昨年秋に実現したという次第です。

 

 

この時、福岡を中心に活躍されているジャズマンと組ませていただきました。

ピアノは野本秀一さん、ベースは丹羽肇さん、ドラムは原田迅明さん、サックスが私。ライブ当日に初めて音を合わせて本番だったのですが、とても気持ちよく演奏させていただきました。彼らのテクニック、力量のなせる技です。

 

で、そのお店で昨年2019年7月25日にライブを行ったのがこの野本さんと丹羽さんとドラムの田井中福司さん、そしてこの田井中さんはなんとルー・ドナルドソンのレギュラー・ドラマーなんですねー! 私は直接お会いしたことはありませんが、なんだかルー・ドナルドソンとは少し繋がったような気持ちになりました。

 

さて、お勧め楽曲の2曲目は、

Cherokeeです。チャーリー・パーカーの演奏でも有名なジャズ・スタンダードです。動画ではルーが練習中ですみたいなジョークを言ってますね。チャーリー・パーカーに対するリスペクトの現れだと思います。

この東京ジャズの動画は2015年のものなのでルーは89歳(!)です。

この年齢でビバップ、そしてブルースの雰囲気が漂う演奏。いいですね!

ドラムは前述の田井中福司さんです。さすがニューヨークの常連ドラマーといったオーラを感じるドラミングです。

 

R&Bやソウル、ロックなどはすべてブルースが起源です。

そのブルージーな感覚を持つ生きる伝道師とも言えるルー・ドナルドソン

ジャズをこれから聴く方はこのあたりから聴き始めるのもいいのではないでしょうか?

 

この記事で紹介させていただいたのは・・

Jazz Bar Browny  https://jazzbrowny1983.jimdofree.com

野本秀一さん    http://pf-nomoto.jp

丹羽肇さん https://www.hajime-bass-niwa.com

原田迅明さん https://jinmeiproject.com

田井中福司さん https://www.fukushitainaka.com/index.php

 

でした!

ルー・ドナルドソンとともにお勧めです!

 

Lou Donaldson

お勧め楽曲
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