ジョン・コルトレーン

・生存年:1926年9月23日 - 1967年7月17日

・出身国:米国

・主な楽器:テナー・サックス

・主なジャンル:モダン・ジャズ

・聴きやすさ:★★★★☆

 

ジョン・コルトレーンは言うまでもなく、ジャズの巨人の一人です。

テナー・サックスといえば、最初に出てくる名前の中の一人でしょう。

ある意味神格化された存在で、現在でも根強いファンが世界的に存在します。

 

その他の多くのジャズマンもそうであったように、すでに大スターであったマイルス・デイビスに1955年頃抜擢されて有名になっていきます。

彼は1967年に他界しますので、主にこの約10年間の活動で、音楽史に残る伝説を作り上げていくことになります。

 

私は彼の演奏はその特徴から大きく3つに分けられると考えています。

 

一つ目はモダン・ジャズ(とくにハード・バップと言われるハイテンポの演奏)におけるアドリブ演奏。

チャーリー・パーカーが創ったビバップのアドリブの方法論を再構築したと言われるアドリブは、その後のロックなど他のジャンルの音楽にも影響を与えたと言われます。

 

二つ目はバラッドの演奏。

テナー・サックスのバラッド、あの低い音程でのバラッド、コルトレーンの演奏は、意識するしないは別として、世界中の誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。聴きやすさという意味では、彼のバラッドはとてもお勧めです。

 

三つ目はフリー・ジャズの演奏

1950年代後半から1960年代、それ以前の流行であったジャズから、ロックやポップスが台頭してきます。その流れは50年以上経過した現在でも続いています。

当時、あのマイルス・デイビスもその演奏法を劇的に変化させていきますが、コルトレーンもマイルスとはある意味違った形で進化を遂げていきます。

その流れはフリー・ジャズと呼ばれるもので、それまでの演奏法、決まり事をある意味破壊し、精神性を重視したフリーな演奏とでも言いましょうか、いずれにしても好き嫌いがはっきりと別れる音楽ジャンルの一つと言えるでしょう。

私としては、フリー・ジャズはあまり好きではありません。だからお勧めはしません。でも、例えば「至上の愛」という作品などは、ジャズの歴史において(セールス、メディア、個人の意見の集合として)最も評価の高いものの一つと言われています。ご興味のある方は、人類の音楽の歴史(大げさかな?・・)の一つの重要な足跡として聴いてみるのもよいでしょう。

 

1967年に40歳という若さで彼は他界してしまいますが、その時代背景とのシンクロもあったと思います。生前から彼は生きる伝説のような存在になっていきます。(まるで新興宗教の教祖のような存在?・・)その彼が他界して、その伝説は彼の存在をさらに神格化していきます。

現在においても、彼の未発表の作品が掘り起こされ、新たに販売され、一定のセールスを記録します。それだけ根強いファンがいることを表しています。

 

私のホーム・ページにおけるお勧めジャズ・ミュージシャン・シリーズは、私の経験や趣味趣向に基づいています。もちろん多くの方々とジャズ、ジャズ以外の音楽、音楽以外のあらゆる芸術などについて、多く意見を交わした経験から、これからジャズを聴こうと思っている方々には誰のどのような曲を推薦したらよいか、少なからず自信を持っております。しかし反面、僕は、あらゆるすべての芸術の最終的な評価は、アーティストとそれを鑑賞する一個人の二局に存在すべきものであり、特になんらかの利害関係が存在する集団などの評価は、真剣に耳を傾けるものではないと思っています。自分自身が一個人として本当に触れたいと望むもの、本当に影響を受けるもの、そしてそれが表現として残されているもの。(あるいは残るもの)それが芸術だと思います。

 

長くなってきました! コルトレーンについて語ると、ついつい多くの人がこうなってしまうと思うのは僕だけでしょうか?・・

 

話を戻しますが、お勧め楽曲には、まず彼のバラッドの金字塔「My One And Only Love」です。この曲はジャンル問わず、多くの人がカバーしている名曲ですね!

その中でもコルトレーンのカバーはとても有名です。まず入り口として、聴いてみてください。おすすめですよー

 

そして2曲目は「Impressions」、彼独特の世界観が現れている楽曲の一つですね。音色も、コルトレーンとすぐにわかります。

 

続いて3曲目は、「Autumn In New York」です。

これはコルトレーンとともに、スタン・ゲッツが演奏してます。

スタン・ゲッツはこれまたジャズ・テナー・サックス奏者としてとても有名かつ人気がある白人です。同じ曲をそれぞれ特徴のまったく違う二人が演奏したら・・そんな聴き比べをしていただこうと、選びました。もちろん、どっちがいいとか悪いとかの話ではありません。貴方はどちらがお好きですか?

 

そして4曲目は、「My Favorite Things」です。

あっ、この曲聴いたことある。そう思う方多いと思います。そう、これJRのCMでかかるあれです。コルトレーン作曲ではないですが、この曲はコルトレーンの演奏がとても有名ではないでしょうか。あと、彼のサックス、テナーではありませんね、まっすぐのまるでクラリネットのような形で、高い音が出ています。これ、ソプラノ・サックスですね。テナー・サックスと同じキー(Bb)でオクターブが違います。

彼がソプラノ・サックスを始めたのは、マイルス・デイビスからのプレゼントがきっかけなんです。マイルスはその後、ずっと「ジョン、俺のおかげだぞ」と言っていたそうです。

 

今回はちょっと長文になりましたねー

とにかく、ジャズの巨人と言われるコルトレーン、是非聴いてみてくださいね!コチラから!

John Coltrane

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