ディック・オーツ
・生存年:1953年4月2日 -
・出身国:米国
・主な楽器:アルト・サックス
・主なジャンル:メインストリーム・ジャズ
・聴きやすさ:★★★★☆
ディック・オーツは現在活躍しているジャズマンです。
チャーリー・パーカーを彷彿とさせるそのサウンドと演奏で、数多くのアルバムをリリース、参加しています。
ジャズ好きな方でもあまり知られていないかも知れませんが、彼の演奏、私はとても好きなんです。
まずはアップしているお勧め楽曲(Just Friend、Moody’s Mood For Love、Old Folks、On a Sentimental Side)を聴いてみてください。
Just Friendはチャーリー・パーカーそのものですね!
その他3曲は、ジョアン・チャモロというスペインのジャズマンがバルセロナのサン・アンドリュー公立音楽学校に学ぶ若者たちを率いて結成したビックバンド、サン・アンドリュー・ジャズ・バンドにディック・オーツが参加したものです。
ジョアン・チャモロはベースを弾いていますね。その演奏する顔の表情が、私にはたまりません。音楽、まさに音を楽しんでいる、そんな演奏と表情ですね!
そしてディック・オーツのソロ。
これがまたたまりません。アルト・サックスとはこう吹くものだと、私は思います。
このサックスの独特な音色、チャーリー・パーカーの音色に似てますね。
実はサックスのマウスピースがほぼ同じものなんです。
ブリルハートというブランドのトナリンという製品です。詳しく言うとこの二人のマウスピースは少しシリーズが違うのですが、ほぼ同じ工場で同じ材質で作られた製品で、独特の音色はとても似てますね。
私もこの時期のブリルハート・トナリンを2つ所有しており、ディック・オーツの演奏を真似て吹くことがあります。
ディック・オーツの演奏はユニークでとても情緒的です。
ジャズ初心者の方々にも馴染みやすいと思います。
是非聴いてみてください。
サン・アンドリュー・ジャズ・バンドを聴いてみたい方はコチラ。
ディック・オーツを聴いてみたい方はコチラからどうぞ。
Dick Oatts Discography
- 1990: Dial and Oatts
- 1990: Brassworks
- 1997: All of Three
- 1999: Standard Issue Vol. 1
- 2000: Simone's Dance
- 2000: Standard Issue Vol. 2
- 2000: Meru
- 2001: South Paw
- 2006: Jam Session, Vol. 18
- 2008: Gratitude
- 2009: Saxology
- 2010: Two Hearts
- 2010: The Clouds Above
- 2011: Bridging the Gap
- 2011: Black Nile
- 2012: Lookin' Up
- 2014: Sweet Nowhere
- 2018: Use Your Imagination